子供たちの面倒を両親にお願いして、嫁さんと二人でカンボジアのシェムリアップに旅行に行ってきました。2人っきりでの旅行は長女が生まれる前の北海道旅行以来で、10年弱ぶりでした。結婚10年の記念の旅でもあります。

カンボジアでは主にシェムリアップ周辺のアンコール遺跡群を観てきました。ちょっと足を延ばしてベンメリア遺跡、バンテアイ・スレイ遺跡も見てきました。あとはマーケットで買い物をしたり、伝統的な踊りを観たり。
行ってきた主なところは記念としてGoogle Mapでしるしをつけておきました。最近はGoogle Mapで遺跡の中の360度の写真まで見られるようになってるんですね。さすがGoogle。

  • https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zuB8g1go406A.kVutUkf695Fo&usp=sharing

恥ずかしながら学生自体に歴史の勉強が大嫌いで勉強しないままやりすごした私なのでもちろんカンボジアに関してもほとんど知りませんでした。今回はせっかく行くので…ということでちょっとだけ歴史を学んでみました…が、あまりにも重い歴史で…のほほんと観光に行っていいんだろうかと思ったり、観光に行く事こそがよいだろうと思ったり、色々と考えさせられる旅でした。

カンボジアだからということもあり、今回はツアーでガイドもお願いしました。頼んだ旅行会社は「PEACE IN TOUR」。私は旅から帰ってきてから読みましたが企業理念がいいです。まさに私のような歴史を知らない人向けですな…。

遺跡についてはもちろん世界遺産になるだけあってどこもすごいものでした。もちろんアンコールワットが一番規模的に大きく見応えあるものでしたが、個人的に一番印象深かったのはBaphuonでした。あちこち暑い中を歩き回って疲れていましたがBaphuonの急な階段を上って、遺跡の上から周りを見渡した時の感じがすごくよかったです。それまで観光客がすごく多い中で過ごしていたけど、観光客が少なくて静かにみられたのも大きかった気がします。あとはタ・プロームとベンメリアがガジュマル(スアポン)に侵食され、破壊されている様子が色々と感慨深かったです。人の作ったものと、自然の力と。貴重な文化資産を守れなかった歴史と。

ベンメリアに関しては地雷撤去が2007年に完了。しかし、東側の森にはまだ地雷が多数埋まっており…さらに毒蛇もいるので注意…という情報があり、行く前にちょっと不安に思うところもありましたが、行ってみるとすっかり観光地となっており、観光客も多数いて、危ない感じは全くありませんでした。道中の道も数年前に舗装され、東側の森の地雷撤去もガイドさんによると2,3年前に完了したとのこと。また遺跡内にも木で道が作られ体力に自信のない方でも大丈夫なようになっていました。

今回カンボジアに行って「地雷の埋まった悲しい国」の印象から「観光に力を入れている貴重な遺跡の沢山ある国」へとずいぶん印象が変わりました。とはいえもちろん観光客が行くところと、現地の人々が生活するところは全然違うのは当たり前ですが。少なくとも「観光」に行って危ない感じがするところは皆無でした。ホテルも清潔だし、食事もおいしいし。暑いので遺跡巡りには体力と水が必要ですが!

とはいえ現地の「感覚」は至るところで感じました。

観光地でも、神仏像の首はほとんどありませんでした。盗掘によるものが多いそうです。

さらにあちこちに銃弾のあとがあり、カンボジアの歴史について考えさせられることになりました。さらに小さな子供があれやこれやと買ってくれと言ってつたない日本語で寄ってきます。

交通事情は相当カオスな状態でした。2人乗り、3人乗りのバイクが沢山走り、信号はすくなく、車もかなり走っており何度「危ない!」と思ったかわかりません。街を歩いて移動もそれなりにしましたが、道路を渡るのには相当のアグレッシブさが必要とされました。中国に行った時も思いましたが今まさに「成長」している感じは交通事情によく表れますよね。ちょっと街を離れると車の上に5人くらい人が乗ってたり、牛や豚をバイクで運んでたり、トラックに自転車が100台くらい積まれてたりしました。

都市と田舎での格差も相当にある模様でした。ホテルでは水道も出ますし、お湯も出ますし、プールまでありましたが、ホテルの外では都市部でも水道は無く、井戸水を沸かして飲んでいるそうですし、さらにちょっと田舎の方に行くと電気も来ておらずバッテリーを充電するサービスがあるそう。充電した電気をつかってテレビを見たりするんだそうです。田舎では台風や洪水の被害もあるため高床式の家になっていて、家の下の日陰にハンモックがあり、夜は家の中で寝る…という感じだそうです。私は仕事でITインフラ関連の仕事をしているのですが、カンボジアの都市部では色々仕事ありそうですが、田舎では生活すらできないなと…。

そんな中でも田舎も含めてところどころに「学校」がありました。そして生徒たちがいました。みんなおそろいの白いシャツを着ているので学生であることはすぐにわかります。日本の支援で作られている学校も結構あるそうです。ピースインツアーからもらった旅行の注意の紙に以下の項目がありまして…引用します。

アンコール遺跡群の中で生活をしているカンボジアの子供たちに、むやみやたらと現金やお菓子を配っている観光客がいます。最近では現金やお菓子目当てに、学校へも行かず、日本人観光客を待っている子供たちも増えてきました。この国で今一番大切なことは学校教育です。子供たちにむやみやたらと現金やお菓子を与えないでいただきたいと考えます。

子供たちが学校で教育を受けられるというのは本当に貴重で大事なことだよなと改めて思います。

そして今回の旅でほかの何よりも一番印象深かったのはカンボジアの人たちがみんな若いことです。比喩で若いという事ではなく、本当に年齢が低いのです。ちょっとリンク先が適切でないですが、適当なところがすぐに見つからなかったので…。

本当にあちこちで働いている人たちの年齢が若く、色々と仕事に慣れていなくて、ちょっと話しかけると恥ずかしそうに微笑む感じはこれまでどの国に行っても感じたことがない感覚でした。ガイドさんは私よりも明らかに年上だったので40代だと思うのですが、苦しい時代を生き抜いてきたんだろうな…と思いながら申し訳なくてあれこれ質問もできませんでした。そういう気持ちもあり、運転手さんとガイドさんにはチップをすごく多く渡してきてしまったのですが逆に失礼だったかな?とちょっと心配してたりします…。

というわけでお土産に買ってきたのはアンコールクッキー。

こういう企業は応援したくなりますね。

話はびょんと飛びますが、私が大学時代に所属していたボランティアサークルで会長を務めていた友人は中学校で教員をしつつ数年カンボジアで青少年活動として運動会を実施していました。私はその時はよくわかっておらずブログをみて「スゲーな、いい人が世界レベルになってる」くらいにしか思っていなかったのですが、今回の旅を通して私にも何かできることはないだろうかと思うようになりました。さて、何ができるかな…。

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